今回は中古住宅を購入するときの注意点に注目しました。
中古住宅は注意しなくてはならないポイントさえしっかり抑えれば、新築分譲住宅よりもお得に、自由度が高い住宅購入を実現できます。
例えば、新築分譲住宅を4000万円で購入するのであれば、立地も広さも希望の中古住宅を2000万円で購入して1500万円かけてリノベーションするのでは、住宅の間取りや仕様の自由度は中古物件に軍配が上がるでしょう。
住宅購入の際は、どのような家に住みたいか?という条件をあらかじめ決めてき、新築・中古を問わず幅広い選択肢で物件選びをするといいでしょう。
中古住宅を購入する際の注意点を以下にいくつかのポイントを挙げますので、中古住宅選びのご参考にしていただけると嬉しいです。
物件の調査
物件の状態を把握するために、必ず現地を見て、できれば専門家(建築士やホームインスペクターなど)によるチェックも受けましょう。
特に建物の構造(特に地震に対する耐震性)、配管や電気設備、屋根や壁の状態、湿気やカビの有無、結露の問題等を確認します
築年数
中古物件の場合、築年数が長いと設備の老朽化やリフォームの必要性が高まります。
また、物件の寿命と考えられる築年数は一般的に30~40年程度とされています。
これを超えると大規模な補修が必要になることもあります。
立地
周辺環境や交通の便、日当たり、風通し、近隣の騒音などをチェックします。
また、再販時や賃貸に出す可能性を考慮して、市場の需要と供給のバランスも調べておきましょう。
価格
不動産業者が提示する価格が適正かどうか確認します。
同じような条件の物件の相場を調査し、価格交渉の材料にします。
法的な問題
物件の権利関係、地籍調査、建築基準法など法令による制限を確認します。
また、マンションの場合は管理組合の運営状況や修繕積立金の残高等もチェックします。
ローン
予算を超えないように、事前に住宅ローンの借入可能額を計算しておきます。
また、中古物件の場合、築年数や物件の状態によっては借り入れが難しくなることもありますので、事前に金融機関に相談することをお勧めします。
以上の点を注意深く検討することで、中古物件購入におけるリスクを軽減することができます。
しかし、不動産取引は複雑で専門的な知識が必要となる場合が多いです。
購入前に以下のことも確認しておくと良いでしょう。
リフォームの必要性
特に中古物件の場合、購入後にリフォームが必要になることが多いです。
リフォームの規模や費用を見積もり、予算に組み入れることが重要です。
不動産業者との交渉
不動産業者とはしっかりと交渉を行い、契約条件を詰めます。
価格だけでなく、引き渡し日やリフォームに関する事項も交渉の対象となります。
売主の背景を理解する
物件を売る理由を理解することで、物件に関連する潜在的な問題を見つけるヒントになることもあります。
保険
物件やその周辺環境によっては、必要な保険が異なる場合があります。
例えば、洪水が頻発する地域の物件であれば、洪水保険の加入を検討するといった具体的な保険の必要性も確認しましょう。
以上のようなことを考慮しながら、自分のライフスタイルや長期的な計画に適した物件を選ぶことが重要です。
専門的なアドバイスが必要な場合は、信頼できる不動産業者や法律家に相談することをお勧めします。