物件を購入する場合の選択肢は多岐にわたります。新築や中古もそれぞれのメリット、デメリットがありますので、自分にはどちらが合っているのかを見極める必要があります。新築が根強い日本の文化でしたが、最近では新築物件の価格の高騰などを背景に、中古住宅の人気が上がってきて、ここ数年では中古住宅の取引件数が毎年伸びています。また、中古住宅を購入してリノベーションをして住むという物件購入方法も常識として浸透してきています。リノベーションして住む方法は「自分らしい暮らし」を手に入れる手段として人気があります。
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住宅購入の選択肢は多い
憧れのマイホームの購入方法は、新築か中古かマンションか戸建か?など、住む人によって生活スタイルも違えば好みも違います。
どんな購入方法があるかを今回はご紹介いたします。
どんな暮らしが理想なのかということを洗い出して、満足のいくマイホームを購入したいところです。
では実際に、どのような購入方法があるのでしょうか?
- 新築分譲マンションを購入する
- 新築分譲戸建を購入する
- 戸建注文住宅を購入する
- 中古マンション(中古戸建)を購入する
- 中古リノベーション済みや中古リフォーム済みの中古マンション(中古戸建)を購入する
- 中古マンション(中古戸建)を購入してリノベーションをしてから住む
大きく分けて、このような購入方法があります。
戸建かマンションか?それぞれのメリット・デメリット
戸建かマンションかは人によって好みが大きく分かれる部分かもしれません。
そして、マンションと一戸建てとでは住まいとしての特徴が大きく異なります。
マンションのメリット
オートロックなどのセキュリティの高さから、マンションは戸建てよりも不審者が侵入しにくいです。
管理体制が整っているマンションでは、仮に不審者が建物内に入ったとしても、管理員や居住者の目があるので犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。
また、管理会社が共用部分の清掃や修繕を行なってくれる点も、入居者のわずわらしさは軽くなります。
しっかり管理が行き届いているマンションは、気持ちよく安心して生活できます。
標準的なマンションの室内はワンフロアなので室内に階段がなく、一戸建てに比べて小さめの床面積でも狭さを感じにくいという特徴もあります。
また、ワンフロアなので移動がラクで高齢者の方も住みやすいと言えます。
住民同士のコミュニティが形成されるケースが多いのもマンション特有です。
子供を通じて家族同士が仲良くなったりと、何かあっても相談できる人が近くにいるという安心感はメリットと言えます。
マンションのメリットまとめ
- セキュリティが高い
- 管理会社が建物を管理、維持してくれるのでラク
- 階段がなくて住みやすい
- マンションのコミュニティが活発なことが多い
マンションのデメリット
続いては、マンション特有のデメリットをみてみましょう。
マンションは、機能や景観を維持するための管理費と修繕積立金が毎月かかります。
管理会社が、高いセキュリティやいつも綺麗な環境を維持してくれますが、その分お金もかかるわけです。
豪華なマンションになればなるほど、管理費と修繕積立金は高くなる傾向があるということと、築年数が経つにつれて修繕積み立て金は新築時よりも上がっていくケースが多いです。
しかし、管理費と修繕積立金はとても大事な将来への投資なのです。
長期修繕計画がしっかりなされていないマンションや、修繕積立金に滞納が多いマンションは、将来必ず行う必要がある大規模修繕工事を行えなくなってしまい、マンションを安全に維持できない可能性があります。
敷地内の駐車場も有料な場合が多いです。
駐車場付きの戸建と違い、基本的にマンションの駐車場は借りる事になりますので、駐車場が必要な場合も毎月駐車場代がかかります。
また、マンションは上下左右が他の住戸と隣接しているため、音のトラブルが発生しやすいことが挙げられますが、戸建ての場合はある程度、お隣の家と距離が保たれてるケースが多くマンションよりトラブルが少ない傾向にあります。
一度騒音トラブルになって関係性が悪化してしまった場合は、同じマンションで顔を合わせる機会が多いので、住みにくくなってしまったり気まずくなってしまいストレスを感じるケースもあります。
他の人の生活音は気になってしまいますが、マンションは共同住宅ですので、入居者同士が気を遣いあったりゆるしあったりすることが、気持ちよく生活する上でとても大切になってくるでしょう。
また、メリットで紹介した「マンションはコミュニティが形成されやすい」ということは、逆に面倒なことがある事もあります。
住人の中で他の人に干渉しすぎる人がいる場合など、よくない雰囲気になってしまい、かなり生活しにくくなってしまいます。
同じ共同住宅に住むと、確かにコミュニティは形成されやすいですが、節度を保った人間関係もマンションで生活していく上で大切な事でしょう。
マンションのデメリットまとめ
- 住宅ローンの返済とは別に、管理費と修繕積立金が毎月かかる
- 駐車場が必要な場合も、駐車場代が別途かかる
- 隣接している住戸の方と生活音や騒音でのトラブルになりやすい
- トラブルになると住みにくくなってストレスがたまる
戸建のメリット
戸建てのメリットはマンションのように修繕積立金や管理費が毎月かからないので、住宅ローン以外に固定でかかる負担がほとんどないことです。
ただし、その分ご自身で管理する必要があります。
駐車スペースがある家を購入すれば、駐車場代がかからないところも戸建てのメリットです。
駐車場代が不要な上、玄関を出てすぐに車に乗れる点は大きなメリットでしょう。
また、お隣の家とある程度離れている場所を購入すれば、騒音トラブルもほとんどありませんし、マンションのように規約がないので自由度が高いのも戸建ての魅力です。
庭があれば、友人を招いて休日はバーベキューをしたり、ウッドデッキを作ればウッドデッキで家族と休日を楽しんだりと、マンションではなかなか実現できない事も戸建てなら出来てしまうというのは最大の魅力かもしれません。
戸建てのメリットまとめ
- 管理費、修繕積立金が毎月かからない
- 駐車スペース付きの戸建を購入すれば、駐車場代がかからない
- マンションのように隣接していないので、騒音トラブルになりにくい
- マンションよりも自由度の高い暮らしができる
戸建てのデメリット
戸建てのメリットでもお伝えした、管理費や修繕積立金がかからないのが戸建てのメリットでしたが、その反面、ご自身でしっかり管理して、将来の修繕費を貯蓄しておく必要があります。
雨漏りしたので直さなければ・・・
そろそろ外壁の塗装を塗り直さなければ・・・
などなど、築年数が経ってくるとそれなりに不具合が出るのです。
月々の管理費や修繕積立金の支払いがないからと放置しておくと、いざ建物を修繕しようと思うときに一時的な出費に頭を悩ませることになるので、計画的に貯蓄しておきたいところです。
防犯上の安心感という点では、マンションに比べて一戸建てはやや脆弱と言えそうです。
外出するときは玄関だけでなく、主要な窓もすべて施錠しなければなりません。
2階建以上の戸建は当たり前ですが、階段があります。
この階段の上り下りが、若いうちは良いですが、高齢になってくると億劫になる可能性が高いです。
1階、2階と範囲が広くなるので、マンションよりも掃除が大変なところも特徴です。
戸建てのデメリットまとめ
- 建物の維持管理にまとまった費用が必要になる
- 庭の手入れや草むしり、清掃を自分でやらなくてはならない
- 高齢になるにつれて階段の上り下りがつらくなる
戸建かマンションかは好みによるところが大きい
このように戸建とマンションを比較すると、それぞれメリット・デメリットがあるのがわかりますが、最終的には、その人のライフスタイルと好みによって決めていくことになります。
また、現代はライフスタイルの変化が短いスパンで起こる時代ですので、「生涯にわたって住む家」というよりかは、いつかは住み替えるかもしれないという意識で住宅の購入をされる方も多いです。
ですので、「将来売りやすい住宅」を購入するということも、住宅購入の際の検討材料にしてもいいかもしれません。
新築か中古か
日本は諸外国と比較して「家を買うなら新築」という価値観や習慣が根付いています。
日本の不動産流通の8割以上が新築物件です。
アメリカなどの諸外国では、新築を買わずに9割前後の人が中古住宅を選びます。
海外から見ると日本の新築文化は少し奇妙なようです。
確かに、新築物件は誰も使用していない真新しい状態ですので気持ちも良いです。
しかし、ここ数年では日本でも中古住宅を選ぶ人の割合が大幅に増えています。
背景には、資材高騰で新築の販売価格がかなり上がったことや(新築戸建で1000万円程度もあがっています)、そもそも土地の価格も上がっているため以前のような金額で新築住宅を購入できなくなった事が中古市場の見直しにもつながっとようです。
また、国がリフォームやリノベーションに対する補助金制度を整備したり、不動産売買をする際にインスペクションを推奨していることなどがあると考えられます。
インスペクションとは、「住宅診断」のことで、建物のコンディションを把握でき、インスペクションに合格している物件は安心して購入する事が出来ます。
そもそも新築物件は、戸建マンション問わず、「新築プレミアム価格」となっていますので、入居した瞬間から価値が落ちます。
それと比較して、中古住宅の場合は築年数がある程度経っている物件は、その先も物件自体の価値の下落がほとんどなく安定しています。
ですので、価値以上に高い価格を払うこともなく、売るときも購入時とほとんど変わらない価格で売れる事もあるわけです。
このように価格の安定性も要因となって中古住宅が注目されています。
とは言っても、中古住宅にしろ新築住宅にしろ高い買い物には間違いありません。
「マイホームは新築がいい!」という方は新築を購入するべきだと思います。
中古住宅に価値を見出せる方は、新築住宅よりもコスパの良い中古住宅をおすすめします。
築古中古を買ってリノベーションして住む方法
中古住宅にも種類があります。
例えば築浅の物件でほとんど手入れしなくても快適に住める物件や築年数がそれなりに経っている築古物件をリフォーム、リノベーションして売り出している物件もあれば、築古物件を手入れ無しで売り出している物件など様々です。
どの買い方もありだと思いますが、築浅物件やリフォームリノベーションされている物件は、内外装がきれいなので物件に価値があるので、中古の中でも比較的高めに売り出している場合が多いです。
当社が最もおすすめしている中古住宅の購入方法は、築古物件を安く購入して、自分が好きな間取りに変更したり、希望のデザインに内装や外装をリノベーションして住むという方法です。
物件自体は古かったとしても、内装を全て解体して、新たに内装を作るので、工事前とは全く別の住宅に変身します。
例えば、鉄筋コンクリート造のマンションの場合は、購入した一室の内装を全てとっぱらい、天井と壁と床をコンクリートが見える状態にします。
四角い箱状態にします。(スケルトンにする、と言います。)
四角い箱状態にしてから、新しく設計した間取りで、部屋やお風呂やトイレなどを作りますので、自由度の高い理想の住宅を手に入れる事ができます。
ある意味、注文住宅と一緒と考えても良いと思います。
ですので、購入前の内装がどんなに汚れていても間取りが気に入らなくても、全く問題ないのです。
間取りやテイストまで自由にできる住宅の購入方法を知るとなんだかワクワクしてきますね。
「中古を買ってリノベーション」という買い方は、単にコストを抑えて購入する方法ではなく、その先の「自分らしい暮らしを手に入れる」手段なのです。
日本の住宅はどれも同じような間取りが多く、画一的で個性がなく面白くないです。
住む人が住宅に合わせて住むのではなく、住む人の理想に合わせて家を作り替える、という考え方の方がいいと思うのです。
そんな暮らしができたら、家を購入したことに、より大きな意味が生まれると思うんです。
それなら「中古もありか!?」なんて思う方が増えたら嬉しいですね!
リノベーション前提で中古物件を探す手順
リノベーションをすることを前提とした物件探しで重要なことは、どのような暮らしをしたいかなどをしっかり洗い出す事です。
例えば、家族構成や使い方によって必要な部屋数や、購入する物件の広さは変わってきます。
そして、ご家族の趣味や理想の暮らし方などを考慮した空間設計をすることも大切ですし、内装のテイストもしっかり話し合って決める必要があります。
また、将来家族は増えるのか?勤務先の転勤はあるのか?通勤を考えると駅からどの程度離れた物件が許容範囲なのか?など、物件選びをする前に購入の条件を整理しましょう。
資金計画もとても重要です。
住宅ローンを組んで、住宅を購入される方がほとんどだと思いますので、現在の状況だけではなく、将来を見据えた資金計画をすることによって無理のない住宅ローンの計画を立てる事がとても大切です。
どんなに理想の家が手に入っても、返済の厳しい金額の住宅ローンを組んでしまっては、「理想の暮らし」ではなくなってしまう可能性があります。
物件は手当たり次第見て決めるのではなく、このように条件を洗い出して、資金計画をしっかり立ててから物件探しに移ると、色々と迷う事なく物件探しが出来ます。
物件探しのパートナーはリノベーションに精通している不動産屋さんが最適
中古リノベーションを成功させるためには、物件を紹介するだけの不動産屋さんはおすすめできません。
なぜなら、購入する方のライフスタイルや趣味、理想の暮らしが分かってはじめて、物件探しが出来るからです。
ですので、購入者さんに親身になって詳しくヒヤリングしてくれる不動産業者を選ぶことをおすすめします。
また、住宅ローンに詳しく資金計画を立てられる、リノベーションの設計と施工ができるということも大事です。
物件探しから中古住宅を購入してリノベーション工事を完了してから入居になりますので、かなり工程が煩雑になりますので、ワンストップで任せられるパートナーを選ぶことで、住んだ後も安心できるはずです。
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